内定者フォロー研修を実施したいものの、どのような内容なら参加者の負担を抑えながら、入社前の不安解消や関係づくりにつなげられるのか、悩んでいる担当者もいるのではないでしょうか。企業から一方的に情報を伝えるだけでは、内定者が参加する意味を感じにくく、研修が形式的なものになる可能性もあります。
本記事では、内定者フォロー研修を実施する目的や、前向きに参加しやすい研修内容を紹介します。座談会やグループワーク、オンライン研修、共同作業を取り入れた体験型研修などを比較しながら、企画を成功させるポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
内定者フォロー研修を実施する3つの目的
内定者フォロー研修は、入社までの期間に生じやすい不安を和らげ、企業や社員とのつながりを育てるために行います。
主な目的は、次の3つです。
- 入社前の不安を和らげる
- 内定辞退や入社後のミスマッチを防ぐ
- 同期や社員との関係づくりを進める
研修を通じて何を実現したいのかを整理したうえで、内容を組み立てることが大切です。
入社前の不安を和らげる
内定者は、仕事内容や職場の人間関係、社会人としての生活など、さまざまな不安を抱えています。入社後の働き方が具体的に見えない場合、期待よりも心配が大きくなることもあるでしょう。
研修の中で仕事内容を説明したり、先輩社員へ質問できる時間を設けたりすると、入社後のイメージを持ちやすくなります。小さな疑問を早めに解消できれば、落ち着いた気持ちで入社日を迎えられます。
内定辞退や入社後のミスマッチを防ぐ
企業から情報を一方的に伝えるだけでは、内定者が抱えている疑問や迷いを十分に把握できません。説明会や面談だけでは聞きにくかったことを話せる機会をつくり、双方向のコミュニケーションを意識する必要があります。
仕事内容や社風、働き方への理解が深まれば、入社前後の認識のずれを減らせます。内定者の期待と実際の職場環境をすり合わせることは、内定辞退や早期離職の予防にもつながります。
同期や社員との関係づくりを進める
入社前から同期や社員の顔、考え方を知る機会があると、配属後も声をかけやすくなります。知らない人ばかりの環境へ入る不安が和らぎ、職場になじむきっかけも生まれるでしょう。
自己紹介や座談会に加え、共同作業を取り入れると、会話が自然に広がりやすくなります。入社前に築いたつながりが相談のしやすさにつながれば、新しい環境でも一人で悩みを抱え込みにくくなります。
前向きに参加しやすい内定者フォロー研修の内容5選
内定者フォロー研修では、企業から情報を一方的に伝えるだけでなく、内定者が参加する意味を感じられる内容を選ぶことが大切です。
取り入れやすい研修内容として、次の5つが挙げられます。
- 会社や仕事への理解を深める座談会
- 社会人としての心構えを考えるグループワーク
- ビジネスマナーや伝え方を学ぶ研修
- オンラインで取り組める基礎スキル研修
- 共同作業を通じて交流する体験型研修
それぞれ解説します。
会社や仕事への理解を深める座談会
企業理念や事業内容を説明するだけでなく、先輩社員へ直接質問できる座談会を実施します。
実際の仕事内容、仕事のやりがい、入社当時に感じていた不安などを聞ける内容にすると、内定者が入社後の姿を想像しやすくなります。人事担当者が質問を事前に集めておけば、大人数の前では発言しにくい内定者にも配慮できます。
社会人としての心構えを考えるグループワーク
仕事への責任感や主体性、学生生活との違いなどをテーマに、内定者同士で意見を交わします。
企業が望ましい考え方を一方的に教えるのではなく、身近な事例について話し合う形式にすることがポイントです。正解を求めすぎない内容にすれば、内定者は自分の考えを伝えながら、同期の価値観にも触れられます。
ビジネスマナーや伝え方を学ぶ研修
挨拶、言葉遣い、メール、電話応対など、入社後に必要となる基本的なビジネスマナーを扱います。プレゼンテーションや報告の練習を取り入れれば、自分の考えを相手にわかりやすく伝える力も学べます。
ただし、内容を詰め込みすぎると内定者が辛いと感じる可能性があります。入社前に必要な基礎に絞り、入社後の新入社員研修と役割を分けることが大切です。
オンラインで取り組める基礎スキル研修
パソコンの基本操作や文書作成、情報管理などは、オンライン研修やeラーニングでも実施できます。
遠方に住む内定者が参加しやすく、それぞれの予定に合わせて学びやすい点がメリットです。一方で、長時間の動画視聴や多量の課題は負担になりやすいため、短時間で取り組める内容に分けます。オンラインだけで完結させず、質問や交流の機会も設けるとよいでしょう。
共同作業を通じて交流する体験型研修
初対面の内定者に自由な交流を求めても、緊張して会話が続かないことも少なくありません。複数人で一つの課題に取り組む体験型研修であれば、相談や役割分担を通じて自然な会話が生まれます。
例えば、福井県小浜市の矢代にある合同会社のみちでは、海岸でのごみ回収から、集めたプラスチックの分別・粉砕・加工、オリジナルアイテムの制作までを約180分で体験できます。海洋プラスチック問題を学びながら、内定者同士の距離を縮められる研修です。
一つの成果物を完成させる過程で、役職や立場に関係なく声をかけ合えるため、入社後の相談や協力につながる関係を築きやすくなります。のみちの研修が気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
内定者フォロー研修を成功させる3つのポイント
内定者フォロー研修を実りある時間にするには、企業側の都合だけで内容を決めず、参加する内定者の状況に配慮することが大切です。
意識したいポイントは、次の3つです。
- 研修の目的を一つに絞る
- 内定者の負担を事前に確認する
- 研修後のアンケートを次回に生かす
目的や参加条件を明確にし、内定者の声を取り入れながら内容を改善していきましょう。
目的を一つに絞って内容を詰め込みすぎない
会社理解や不安の解消、同期との交流、スキル習得など、内定者フォロー研修にはさまざまな目的があります。しかし、一度の研修ですべてを実現しようとすると、説明や課題が増え、内定者が疲れてしまうかもしれません。
まずは「同期との関係を築く」「入社後の働き方を理解する」など、優先する目的を決めましょう。目的が明確になれば、必要なプログラムを選びやすくなり、内定者にも参加する意味が伝わります。
内定者の負担を事前に確認する
内定者は入社前も、大学の授業や卒業研究、アルバイト、引っ越しの準備などを抱えています。研修の日程や所要時間を決める際は、学業や居住地、移動時間にも配慮が必要です。
開催日時や参加方法は早めに案内し、欠席や遅刻が必要な場合の連絡方法も伝えておきます。遠方から参加する人がいる場合は、オンラインとの併用や交通費、宿泊についても事前に説明すると、安心して参加しやすくなります。
研修後のアンケートを次回に生かす
研修後は、内容への満足度だけでなく、負担に感じたことや、入社前に知っておきたいことも確認しましょう。自由記述欄を設けると、選択式の回答だけでは把握しにくい率直な意見を集められます。
寄せられた声を次回の内容や時間配分に反映すれば、内定者にとって参加しやすい研修へと改善できます。研修後に新たな不安が見つかった場合は、面談や情報提供などのフォローにつなげることも大切です。
記憶に残る内定者フォロー研修を企画しよう
内定者フォロー研修では、企業が伝えたい情報を詰め込むだけでなく、入社前の不安や参加者の負担に配慮しながら内容を設計することが大切です。目的を明確にし、座談会やグループワーク、体験型研修などを組み合わせることで、会社への理解と内定者同士の交流を深めやすくなります。
合同会社のみちでは、海岸でのごみ回収からプラスチックの分別・加工、オリジナルアイテムの制作までを約180分で体験できます。海洋プラスチック問題を学びながら共同作業に取り組めるため、入社後の相談や協力につながる関係づくりにも役立ちます。
内定者の記憶に残るフォロー研修を検討している方は、研修内容や日程についてお気軽にお問い合わせください。
